花器
チェコ、プラハの街並みを想うとき、オレンジ色の屋根が連なる風景が思い浮かびます。
素焼きの屋根瓦は、ヨーローッパ各地で見られる光景ですが、プラハのオレンジ色はどこ
よりも鮮やかな印象です。そこに理由を結びつけるには多少無理があるかもしれませんが、
チェコ人はオレンジ色に親しみを感じるようです。オレンジ色は1930年代頃〜1970年代の
プロダクトや工芸品にも多用されています。こちらの花器は、チェコで見つけたもの。
白色のラインはやわらかな曲線を強調し、オレンジの彩色は、花器全体の印象を決定づけて
います。
material : glass / エナメル彩色
size : H175 mm Φ110mm
from : Czech 1930